〇〇メソッドって、どうなの?
こんにちは、川浪です。
アレクサンダーテクニークに限らず、身体に関するメソッドはたくさんあります。
生徒さんから「〇〇メソッドってどうなんですか?」と聞かれることもよくあります。
正直なところ、実際にやったわけではないので、聞かれてもわかりません。笑
しかし、そういうメソッドに関して、僕なりの判断基準はあります。
具体例をあげるのは控えますが、
正しい姿勢は、これです。
正しいやり方は、これです。
これをすれば、良くなります。
みたいな断言系のメソッドは、あまり役に立ちません。
僕がそのように考える理由は、必要な動きや姿勢は、状況によって異なるからです。
演奏するフレーズによって、必要なことは変わりますし、同じフレーズであっても、楽器の調子や、演奏するシチュエーションによっても、変わってきます。
また、個人差の問題もあります。
体の大きい人と、小さい人が、同じ動きで良いわけがないし、もともとの癖も違います。
たまたま条件がマッチすれば、効果がある人もいるでしょう。
しかし、それでは再現性がありません。
自分がうまくいったからといって、他の人も同じようにうまくいくとは限らないのです。
では、僕のレッスンで何を伝えているかというと、「目的を達成するために、必要なことを導き出すプロセス」です。
我ながら、このプロセスは信憑性が高いと思っていて、その証拠に、どんな楽器の、どんな課題であっても、改善することができます。
レッスンでは、実際の課題に落とし込んでお伝えすることができるのですが、ブログでは、なかなか個別の例について触れることができません。
しかし、基本的な考え方は、このブログでお伝えしている通りです。
全てを書ききれてはいないですが、特に出し惜しみもしていません。
身に付けるには、ある程度の時間がかかりますが、一度身に付ければ、忘れることもありませんし、何にでも応用することができます。
そのようなメソッドこそ、伝える価値があると思っていますし、たとえ、とっつきにくかったり、一般受けしないとしても、これからも伝え続けたいと思っています。