【写真アリ】アレクサンダーテクニークのビフォーアフター
こんにちは、川浪です。
今回は、レッスンを受講されている生徒さんのビフォーアフター写真を紹介します。
僕のレッスンを4年以上受講されている方です。
小さい頃からバイオリンを演奏されており、中学生の頃の写真が出てきたので、最近、撮った写真と比べてみたら、歴然とした差があったそうです。
中学生の頃の写真がこちら。
最近の写真はこちら。
誰がどう見ても、最近の写真のほうが、自然な構えになっているのが、分かると思います。
(見た目がいい感じに、おじさんになっただけではなりません!笑)
中学生の頃は、上半身が後ろにのけぞっており、バランスをとるために、頭もかなり傾けています。
最近の写真では、自然なバランスで楽器を構えられていますね。
レッスンを受け始めた時点の写真がないのは残念ですが、その頃も、中学生の頃と同じ傾向が見られました。
小さい頃から楽器を始めた場合は、ほとんどの場合、大人になっても、小さい頃に身に着けた癖で演奏しています。
むしろ、その癖で演奏している期間が長ければ長いほど、習慣として強化されているので、手放すことが難しいです。
長年の癖を、手放すために必要なことは、なぜそうなっているのか、その理由を知ることです。
おそらく、中学生の頃から「力を抜いて」とか「いい姿勢で」とか「ラクに弾いて」とか、そういうことを言われてきたと思います。
しかし、そのように指摘されて、確かに上手くいってないことは自覚できたとしても、なぜそうなっているか、までは分かりません。
もちろん理由は一つではありませんが、多くの方に共通するのは「楽器との接点に意識が向きすぎ」という傾向です。
バイオリンの場合は、まず、楽器を支える、あご当て、肩当ての部分。
そして、弦を押さえる左手と、弓を持つ右手、です。
(他の楽器でも、手にばかり意識が向いてる方がほとんど。あと、管楽器の方は、口ですね)
いつもお伝えしてることですが、人間の身体は全身でバランスを取っています。
部分は全体に影響するし、全体は部分に影響します。
具体的に言うと、あごでバイオリンをはさむ、という動作をすると、その動作が全身に影響するんですね。
しかし、あごにしか意識が向いていないと、その他の部分は、楽器をはさむ前と変わらないままなので、バランスが崩れてしまいます。
楽器をはさむのは、あごの役割なんですが、あごが動くことによって、他の部分にも、バランスをとるために必要な動きがあるのです。
あらためて、写真を見比べてみると、より理解しやすいと思います。
楽器をはさむ、という、比較的、静的な動作でも、そうなのですから、もっと動的な演奏に関わる動きになると、さらに複雑です。
バイオリンだと、よく問題になるのは、ビブラート、ポジション移動、複数弦を押さえるとき、ハイポジションを押さえるとき、移弦、重音、元弓or先弓が苦手、スピッカート等の奏法、ピアニシモで弾くと弓が震える、、、etc
あげていけば、いくらでもありますし、他の楽器にもたくさんありますよね。
それぞれ具体的にどうすればいい、ということもありますが、まずは、演奏で問題が起きているときに、自分の身体の意識が、いったいどこに向いているのか。
それに気づくことが、演奏を変えるための第一歩です。