アレクサンダーテクニークが身につかない人の特徴
こんにちは、川浪です。
これまで沢山の方にレッスンをしてきて、アレクサンダーテクニークを身につけやすい人と、そうでない人の違いが分かってきました。
今回は、身につくのに時間がかかる方の特徴を紹介します。
それは、練習しない、です。
レッスンを受けて、その場で上手く出来たとしても、何もしなければ、いつもの癖に戻ろうとする力が強く働きます。
たくさんレッスンを受ける人でも、せいぜい週一回です。
レッスンを受けてない時間の方がはるかに多いので、その間に何もしなければ、身につくわけがありません。
身につかない方のもう一つの特徴として、その場で理解しようとする、というのもあります。
「説明としてはわかった。しかし、感覚として、理解できない」とおっしゃる場合が多いです。
しかし、これは当たり前の話です。
感覚として理解できているなら、もうレッスンを受ける必要はありません。
感覚として理解できるのは、練習を積み重ねた、もっと先の話です。
説明として理解が出来たなら、とりあえずやってみる。
やっているうちにだんだんと理解が出来てきて、次のステップに進むことができます。
これまでのレッスン経験や、僕自身が習得してきた経験からも、明らかです。
もちろん、これはアレクサンダーテクニークの習得に限った話ではありません。
演奏でもそうですし、あらゆる技術の習得に、共通した話ではないでしょうか。
この話を、当たり前だと思う方は大丈夫ですが、こんな話は初めて聞いた、という方がいらっしゃったら要注意です。
そもそもアレクサンダーテクニークを学ぶ、というのは、ある程度の時間がかかるものです。
(とはいえ、数回のレッスンでずいぶん変わる方も多いですが)
レッスンに向かう姿勢で、よけいな時間を使うことのないようにしてください。