アレクサンダーテクニーク

アレクサンダーテクニークで、ふだん気をつけること


こんにちは、川浪です。

アレクサンダーテクニークのレッスンを初めて受けた人に、よく聞かれる質問があります。

それは「ふだん、どんなことに気をつければよいですか?」です。

もちろん、レッスンで伝えていること、全て大事です。笑

ですが、初めから全部意識するというのは、なかなか難しい話です。

なので、たった一つに絞るとすると、「ふだんの自分の動きを観察してみる」ということです。

自分の動きを改善するためには、プロセスが、非常に大事です。

そのプロセスは、

1,ふだんの自分の動きを観察する

2,そこから何かを変えてみる

3,結果どうなったかを検証する

です。

特に、1が重要です。

巷でよくあるレッスンやトレーニングでは、「背筋は伸ばしましょう」とか、「肩をこのように動かしましょう」というように、2番めのプロセスからスタートすることが多いです。

(2番めで終わる場合も多々あります)

しかし、どのような体のクセを持っているかは、人それぞれ違います。

例えば、もともと背中を反りがちな人が、それ以上、背筋を伸ばそうとすれば、どうなるでしょうか。

ひっくり返ってしまうか、そうでなければ腰を痛めてしまうことは、容易に想像できますよね。

ですから、動きを改善する上で、何が重要かというと、まず自分の普段の動きを観察してみることです。

次に出てくる質問は、「具体的には、どのようなことを観察すればよいでしょうか?」です。

「歩く」という動作を、例に取ってみましょう。

まず、歩こうと思った時に、体のどの部分が最初に動くでしょうか。

歩きながら、どの部分の筋肉に力が入っているでしょうか。

歩きながら、固めているところはありますか?

逆に、たくさん動いてるところはありますか?

そのようなことを、観察してみてください。

そうやって、普段の自分の動きを把握することが、動きを改善することの近道になります。