アレクサンダーテクニークのレッスンで得られる二つの効用
こんにちは、川浪です。
今回は、アレクサンダーテクニークのレッスンをする上で、僕が大切にしている二つのことを紹介します。
一つ目は、身体の使い方を改善していく「プロセス」を理解することです。
「身体のレッスン」というと、一般的には、姿勢が云々、とか、このように動かす、とか、そういったイメージを持たれる方が多いですが、僕のレッスンはまったく違います。
ごくごく簡単に説明すると「身体の構造を理解して、動きの目的を考えて、そのために必要なことは何かを考えて、いまの自分の動きを観察して、不必要なことをやめて、必要なことをより積極的に行う」ということです。
これまでも、このブログで説明してきたので、今回はこれ以上は説明しませんが、どうしても「正しい姿勢を知りたい」みたいに思ってしまう方もいらっしゃいます。
そういう考え方は、余りに役に立たないのですが、どうしても一般的に根強い考え方です。
新しいプロセスを理解していただくために、何度も何度も繰り返し、説明するようにしています。
二つ目は、実際に体験してもらうということです。
このレッスンで目指す状態は「必要なことを必要なときに必要なだけ行う」というものです。
簡単に言うなら「ラクで効率のいい身体の使い方」といった感じです。
こればっかりは、いくら説明を聞いても、実際に体験しないとなかなか理解できないものです。
アレクサンダーテクニークのレッスンでは、この状態を、先生が手でガイドすることによって、直接体験することができます。
しかし、一度体験しただけでは、残念ながら、すぐにいつもの癖に戻ってしまいます。
そのため、何度も繰り返し体験することが重要になってきます。
もちろん、一人で試行錯誤して習得することが不可能とは言いませんが、よっぽどセンスのいい人でない限り、レッスンを受けたほうが早いです。
さて、まとめると
1,身体の使い方を改善するプロセスを理解して
2,実際に効率のよい状態を何度も体験すること
その上で、日々の演奏に取り組んでいただくことで、あなたの演奏を劇的に改善することが可能となります。