アレクサンダーテクニークを二年も習ってるのに
こんにちは、川浪です。
僕のレッスンに数年通ってらっしゃる生徒さんから、こんな話を聞きました。
その方は歌い手さんなのですが、二年前の録音と最近の録音を、家族に聴き比べてもらったら、二年前の方が良かったと言われたそうなのです。
二年前というと、既に僕のレッスンを受講されていて、その間ずっとその方の成長を見てきた僕としては、にわかに信じられない話でした。
そこで、二つの録音を聴かせてもらうことに。
それを聴いてビックリしました。
二年前よりも、最近の録音の方が、はるかに上手くなっていたからです。
それも別人かと思うほどに。
明らかに声も伸びやかになっているし、発声がしやすくなったために、ピッチも安定していました。
念のために、その次に個人レッスンに来られた方にも、聴いていただきました。
どちらが二年前とか、そういうことは全く言わずに、聴き比べてもらったところ、聴いたそばから、最近の録音のほうが良いとおっしゃっていました。
これを聴いて、二年前のほうが良いと言えるご家族の耳を疑ったくらいです。
家族の方は、音楽をされているわけではないので、おそらく二年前の曲の方が、好みだっただけではないでしょうか^^;
まぁ、もちろん「演奏がうまくなる」ということを謳ってレッスンをしているわけですから、二年前より下手になっていたら、面目丸つぶれですし、ずっとレッスンをしているので、その方が上達されていることももちろん知っていたのですが。。。
ただ、個人レッスンの場合、週一とか、それくらいのスパンでしか、生徒さんを見ることができません。
毎回のレッスンに来ていただくたびに、生徒さんの演奏が少しでも良くなるという体験をしていただく、ということを念頭にレッスンしています。
一回のレッスンで大きく変わることもありますが、ほとんどの場合は、小幅な変化です。
それを次のレッスンまでに、普段の演奏で取り組んでもらい、またレッスンで少し変化を体験して、また取り組んでいただく、というのを積み重ねてもらいます。
レッスンをする側の視点からすると、基本的には一週間単位での変化を見ており、大きな傾向として良くなっていることは、もちろん承知していますが、今回のように二年前とはっきり比べるような機会はなかなかありません。
今回、聴き比べてをさせてもらって、今やっているレッスンスタイルは間違ってないんだなと、確信を深めることが出来ました。
そして、これはレッスンを受講されている方にも、お伝えしておきたいことでもあります。
一回や二回のレッスンでの変化は、それほど大きくないかもしれませんので、どうしたものかと悩まれる方も多いのも事実です。
ですが、レッスンを受講されていて、効果を感じてらっしゃる方も、だいたい同じようにおっしゃっています。
で、半年、一年単位で振り返ってみると、ずいぶん変わったなぁ、ということを実感されています。
このレッスンでお伝えしていることは、残念ながら「誰でも簡単に上手くなる!」みたいなお手軽メソッドではありません。
しかしながら、じっくり取り組んでいただければ確実に、本質的な変化が得られるものです。
音楽も同じですよね。
一、二ヶ月頑張ったところで、まぁ何の足しにもなりません。笑
そういうわけで、身体の使い方も、本質的な変化を得ようと思えば、焦らずじっくりと取り組んでください。