アレクサンダー・テクニークで一番大事な「軸」の話
こんにちは、川浪です。
前回は、
体の使い方がうまくいかない時の原因は、「体の軸」にあるという話をしました。
今回は、「体の軸」について、詳しくお話します。
軸と聞くと、どの部分をイメージしますか?
色々な考え方がありますが、アレクサンダーテクニークのレッスンでは、
・頭蓋骨
・背骨
・骨盤
を軸として、考えます。
(この理由は、今後説明します)
多くの人は、この軸を縮めています。
頭を押し下げて、縮めてしまい、軸が固まって動かなくなっています。
体の中心である、軸が固まって動かなくなると、手足も動かしにくくなります。
ではなぜ、軸を縮めてしまうのでしょうか?
たくさんの理由がありますが、その一つは、人間は二足歩行だからです。
脊椎動物は、すべて頭の方向に向かって進みます。
少し、イメージしてみてください。
魚でも、蛇でも、馬でも、頭の方向に向かって、進みますよね。
頭は軸のてっぺんにあるので、頭の方向に進むと、軸を縮めることはありません。
しかし、人間は、二足歩行なので、頭の方向に進むことはありません。
だから、軸を縮めてしまいやすいのです。
軸を縮めてしまうことで、体全体が動きにくくなってしまいます。
逆に言えば、軸を縮めなければ、本来の自由な動きを取り戻すことができるのです。
次回は、軸を縮めないための方法についてお話します^^
・追伸
「音楽家のためのアレクサンダー・テクニーク講座」を開催します。
今回お話した軸の話を、実際に体験してみたい方は、こちらをご覧ください^^