アレクサンダー教師がピアノに挑戦9ヶ月目【動画あり】
こんにちは、川浪です。
クラシックピアノを習いはじめて、9ヶ月目になりました。
参考:6ヶ月目
変わったのは、パーカーの色だけではありません。笑
6ヶ月目と比べると、だいぶバタバタしている感が減ってきましたね。
この調子で、頑張っていきます!
さて、ピアノを練習している理由は、もちろん音楽が好きだからなんですが、もう一つの理由は、今後、レッスンをよりよいものにしていくために、です。
長年、音楽家向けにアレクサンダーテクニークのレッスンをやっていますが、よく言われるのが
「〇〇(楽器名)を弾いたことがないのに、なんでそんなにわかるんですか?」
ということです。
僕はもともとドラムをやっていますが、それ以外の楽器はほとんど経験がありませんでした。
それにもかかわらず、いろんな楽器の方にレッスンしてこれたのは、楽器の技術ではなくて、あくまでも身体の使い方のレッスンをしているからです。
演奏方法は楽器によって違いますが、身体の使い方や仕組みは共通しています。
必ずしも僕自身に演奏技術がなくても、演奏家にレッスンをやってこれたわけです。
しかし、ある時、ふと気づいたんですが、演奏技術を知らなくてもレッスンできるんだから、演奏技術を知っていればもっとよいレッスンができますよね。
というわけで、現在、ギター、ピアノ、ボーカルのレッスンに通っています。
実際のところ、この取り組みには、すごい効果を感じています。
まず、それぞれの楽器の技術について理解が深まり、その楽器の方にレッスンする時に、より的確にアドバイスができるようになりました。
また、ヴァイオリン等の撥弦楽器もギターとの共通点はありますし、ボーカルは、呼吸や音程を取るのが、管楽器と共通していて、他の楽器の方のレッスンにも役に立っています。
それから、音楽そのものの理解も深まりました。
ドラムには音程がありませんが、自分でも音程を使うことで、演奏内容と身体の使い方の結びつきが、より深く理解できるようになりました。
どういうことかというと、生徒さんに何らかの身体の反応が起きている時に、どういう演奏をしようとして、それが起こっているのかが、以前よりも分かるようになってきたのです。
このような効果を感じている以上、これからも楽器への挑戦は続きます。
そのうち、弦楽器と管楽器にも挑戦するつもりです。
周りからは「よくやるね~」と、感心されてるのか、呆れられてるのか、そんな反応をされますが。笑
僕は最近思うのですが、自分の人生を豊かにするには、世の中に貢献することが、もっとも効果的ではないでしょうか。
世の中には、新しい知識やスキルを得ようとせず、過去の遺産だけでレッスンを続けている人も、たくさんいるでしょう。
しかし、そういうことをしても、僕の人生が豊かになるとは思えません。
わざわざ僕のレッスンに来てくれる方のために、少しでもよいレッスンを提供する。
僕には、せいぜいそれくらいの貢献しかできませんが、今後も続けていきたいと思います。
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2017年2月26日(日)10時~
「入門セミナー:音楽家のためのアレクサンダーテクニーク」