ストレスを演奏する力に変える方法
こんにちは、川浪です。
今回は、最近読んだ、おすすめ本を紹介します。
普通は、「ストレスは、できるだけ少ないほうがいい」と思いますよね。
しかし、今回ご紹介する「スタンフォードのストレスを力に変える教科書」によると、むしろストレスはあったほうがいい、というくらいの説明をしています。
最初、この本を手にとった時は、「ほんまかいな?」と大いに疑いました。笑
読み始めると、なるほどなるほど、と目から鱗が落ちまくりです。
これまでの人生観がひっくり返るくらいの、インパクトがありました。
どういう話かというと、まず、ストレスは必ずしも悪い側面ばかりではない、ということです。
ストレスには、良い面も、悪い面もあるんです。
そして、そのどちらが現れるかは「あなたがストレスをどのように捉えているか」に影響されるのです。
つまり、ストレスを「悪いものだ」と思っていれば、ストレスを感じた時に、悪い影響が出るし、ストレスを「良いものだ」と思っていれば、ストレスを感じた時に、良い影響が出る、ということが、実験で明らかになっているそうです。
とはいえ、「ストレスに良い面なんて、本当にあるの?」と思いますよね。
僕もそうでした。笑
この本では、ストレスの良い面について、これでもか、というほど解説してくれています。
そのおかげで、現在感じているストレスだけでなく、過去に感じたストレスのあれやこれやも、今の自分の役に立っているんだな、と受け止め方が変わりました。
今後の人生も、かなり生きやすくなる気がしています。
さて、この話を、このブログでお伝えしようと思った理由はもちろん、音楽をやっていると、たくさんのストレスを抱えている方が多いからです。
「音を楽しむ」と書いて「音楽」ですが、楽しいはずの音楽なのに、なぜこんなにストレスを抱えてしまうのでしょうか。
その理由は簡単です。
それだけ、あなたが音楽に真剣に向き合っているからです。
もしそうでないのなら、ストレスは生まれません。
そして、そのストレスは、決して悪いものではありません。
本当は、あなたの演奏に役に立つものなのです。
今は、そう思えないあなたも、この本を読んだら、きっと考え方が変わるはず。
ぜひ、読んでみてください。
文庫版もあります。