ヨガにアレクサンダーテクニークは役に立ちますか?
こんにちは、川浪です。
「アレクサンダーテクニークは、ヨガの役に立ちますか?」という質問がありました。
その方は、片足で立つとバランスが取れない、というのが悩みだそうです。
バランスが取れないとき、どういう状態になっているかを観察してみましょう。
おそらく、姿勢を維持しようと、必死にどこかを固めてしまっているはずです。
いぜん「楽器を演奏する時の姿勢の捉え方について」に書きましたが、姿勢を「正しい位置」として捉えることは、あまりバランスを取るのに、あまり役に立ちません。
両足で立っている時と、片足で立っている時では、バランスを取るために、働く必要のある筋肉は違います。
同じような姿勢をしているように見えますが、両足と片足では、体を支えられる箇所が減っています。
体の一箇所でも違うことをしていれば、それは全身に影響します。
ですから、姿勢を維持しようと、体を固めてしまうと、片足になった時に、働く筋肉が変化しても、うまく対応できずに、バランスを崩してしまうのです。
アレクサンダーテクニークのレッスンでは、姿勢を、固定された位置として捉えるのではなく、つねに変化するものとして捉えます。
そして、必要なときに、必要なだけ動ける状態を身につけます。
その感覚を養うことで、ヨガでむずかしいポーズをとるときにも、容易にできるようになります。