一緒に演奏する人にレッスンした話
こんにちは、川浪です。
二年ほど前からピアノを習い始めたのですが、今度、初めて伴奏する機会をいただきました。
演奏する曲は、クラリネットとのデュオです。
ピアノはこれまでずっと一人で弾いてたので、伴奏となると全然感じが違いますね。
一緒に演奏する方は、僕のピアノ歴からすると、付き合っていただいてありがとうございます、というくらいなのですが、、、
とはいえ、僕も音楽家のための身体の使い方の専門家として、プロからアマチュアまで多数の音楽家の方を指導してきたわけです。
その方の演奏を見れば「こうすれば、もっと良い演奏になる」というポイントが、だいたい分かるんですね。
そんなわけで、伴奏させていただいている立場ながら、合わせの時に、その方にレッスンさせていただきました。
レッスンすれば、当然「楽に吹けるようになった」とか「イメージしてる吹き方に近づいた」とか、そういう感想をいただけます。
もちろん、僕から聴いても、音が明らかに変わっています。
ここまでなら、ふだんのレッスンと同じなのですが、その後、合わせを再開した時に、これまでにない体験をしました。
一言で言えば「一緒に演奏しやすくなった」ということです。
この体験をうまく言葉で説明できる自信はないのですが、あなたもなんとなく心当たりがあるのではないでしょうか?
演奏の上手い下手とは別に「この人とは一緒に演奏していてやりやすいなぁ」とか「この人とはどうも合わせにくいなぁ」という、アレです。
僕もドラムを演奏していて、何度もそういう経験があります。
この違いは何から生まれるのか、ずっと考えているのですが、一つは、僕がレッスンでお伝えしている、身体の使い方が大きく影響しているのではないかと思っています。
実際に、これまでレッスンを受講いただいてる方からも「自分の演奏が変わったことで、パート全体のサウンドが変わった」とか「バンドのメンバーから、一緒に演奏しやすくなったと言われた」とか、そういった感想をいただいています。
それから、僕のレッスンノウハウを教えるマスターコースの受講者からは「教えに行ってるブラスバンドの指揮者にレッスンをしたら、バンド全体のサウンドが良くなった」なんて話も聞いています。
ですから、「合わせやすさ」に身体の使い方は関係している、というのはほぼ間違いないと思っていたのですが、僕自身が一緒に演奏する人にレッスンをしたというのは、初めての経験だったので、やはりそうなのか、と実感しました。
この話から、何を伝えたいかというと、あなたが身体の使い方を学ぶということは、あなた自身の演奏にとって良い効果があるのはもちろん、それだけでなく一緒に演奏する人にとっても良い効果があるということです。
そうすると、最終的に出てくるサウンドには、どれほどの違いがあるのでしょうか。
あなたが身体の使い方を学ぶということには、それだけの価値があるということです。
ぜひ引き続き学び続けてくださいね。
追伸
初伴奏の様子はまた動画でアップしますね。