一風変わった視点から体の仕組みを学べる本
こんにちは、川浪です。
身体の使い方を学んで、演奏をよくするためには、まずは体の仕組みを知る必要があります。
巷には、体の仕組みからして、明らかに間違ってるよね、という演奏指導であふれています。
それに一生懸命取り組んでも、効果がないのは明らかです。
そういった指導に惑わされないためにも、正しい体の仕組みを学ぶ必要があります。
しかし、体の仕組みを学ぼう、と思っても、骨とか筋肉の名前がたくさん出てきて、とっつきにくいと感じる方も多いはず。
そこで今回は、一風変わった視点から、楽しく解剖学を学べる一冊を紹介します。
タイトルの通り、カメの甲羅はあばら骨(肋骨)、だそうです。笑
どういうことかというと、カメは進化の過程で、肋骨が全身を覆うくらいまでに発達したのです。
その結果、人間だったら、肋骨の外側にある肩甲骨や骨盤も、甲羅の内部に位置しています。
もし人間の肋骨が、カメと同じように、肩甲骨や骨盤を覆うくらい大きかったら、一体どうなるのか、、、
その姿がイラストで描かれています。
ちなみにけっこう気持ち悪いです^^;
このように、人間とカメを比較すると、肋骨と肩甲骨、骨盤の位置関係が、一発で覚えられませんか?
カメに限らず、人間の体の構造は、他の動物と、かなり共通しています。
例えば、鳥が羽ばたくときには、大胸筋と小胸筋を使いますが、この筋肉は、人間にも存在します。
(ちなみにムネ肉とささみです。笑)
ですが、人間に比べると、ものすごく発達しているんですよね。
そうやって比較すれば、大胸筋と小胸筋についてもバッチリ覚えられるはずです。
このように、23種類の動物を、人間の体の構造と比較して解説してあるのが、本書です。
体の仕組みを学ぼうと思っても、いきなり難しい解剖学の専門書を読むのは、ハードルが高い、、、という方は、まずは本書を読んで、骨や筋肉の名前や役割に、慣れ親しむところからスタートしてみてはいかがでしょうか?
ぜひオススメです。
追伸
繰り返しになりますが、イラストが気持ち悪いので、苦手な方は気をつけてください^^;