富士急ハイランドから学ぶ、あがり症対策
こんにちは、川浪です。
アレクサンダーテクニークのレッスンを受講される目的の一つに、本番で上がってしまうのをなんとかしたい、というものがあります。
先日も、生徒さんから、
「オーケストラの本番で、とても目立つソロがあり、その直前までずっと身体が固まっているのを感じていた。
ソロが終わると、スッと身体がラクになった」
という話を聞きました。
この話を聞いて、ふと思ったことがあります。
それは、この感覚って、ジェットコースターに似ているなぁ、ということです。
実は、つい先日、富士急ハイランドに行ってきました。
世界有数の絶叫マシンを、いくつも備える遊園地です。
特に怖かったのはこれ。
落下直前には、冗談抜きで、死の恐怖を感じました。笑
しかし、恐怖のピークは直前までです。
滑りだすと、何かを考える暇もなく、あっという間に終わります。
終わってみると、なんだかあっけなかったなぁ、という感じ。
そして、また乗ろうかなと、思うわけです。
演奏の本番も、これと似たようなものではないでしょうか?
もちろん、ジェットコースターなんて絶対乗りたくない!という方もいらっしゃると思います。
同じく、人前で演奏するなんて絶対イヤだ!という方もいるでしょう。
そういう方は、無理する必要はありません。
とはいえ、あがり症をなんとかしたい、と思われる方は、あがり症を何とかしてでも、人前で上手く演奏したい、という方だと思います。
もちろん、そのための方法は、レッスンでお伝えしますし、このブログでも書いています。
しかし、あがり、緊張、ということも、本番の楽しみの一つではないかなぁ、という風に感じたわけです。
どうしても、本番になるとあがってしまって、頭が真っ白になってしまう、という方は、本番であがってしまうことは、ジェットコースターを楽しむようなものだ、と認識を変えてみると、本番に対する向き合い方が変わってくるのではないか、というご提案として、今回の記事を書かせていただきました。