お知らせ

12月11日まで!川浪式アレクサンダーテクニーク上級コース第一期募集のお知らせ


アレクサンダーテクニークを自分でも教えたい方へ

12月11日(金)まで!「川浪式アレクサンダーテクニーク上級コース第一期」のご案内

こんにちは、川浪です。

以前から、「アレクサンダーテクニークのレッスンを受けていて、とても効果がありました。自分でも人に教えられるようになりたいのだが、どうすればよいですか?」とよく聞かれます。僕自身は、アレクサンダテークニーク教師養成コースで学びました。教師養成コースを行っているところは、日本にもいくつかあり、では教えられるようになりたいという方に、そこをオススメしているかというと、必ずしもそうではありません。

理由は2つあります。

一つ目は、時間とお金の問題です。教師養成コースは、だいたい四年間の時間と400万円の費用がかかります。ほとんど大学に行くのと同じです。ここまでの時間とお金を費やせる人は、正直、多くないと思います。

二つ目の理由は、教育内容そのものの問題です。それだけの時間とお金を費やしたら、どれだけ素晴らしい教育が行われているのでしょうか。僕個人の正直な感想は、あまり良くないです。一緒にレッスンを受けていた方は、卒業しても、どうやってレッスンをしたらいいかよくわからない、という方が多かったですし、実際に独立してレッスンを行っている方も、かなり少数です。

逆に、元から楽器指導を行っているような方は、卒業を待たずして、どんどん活動をされています。僕自身も、教師養成コースに在籍中から、レッスンやセミナーを行っていました。教えることに適正のある方は、ポイントさえつかめば、どんどん教えられるようになります。だとすれば、四年間、400万円もかけて学ぶ必要はありません。

そこで、より短期間で、実践的な内容を学べるコースとして、今回「川浪式アレクサンダーテクニーク上級コース」を行うことにしました。

僕はこれまで3年間、200人以上の方をレッスンしてきました。もちろん、それだけの経験を積んだので、教え始めた頃に比べると、レッスンの質や断然向上しています。しかし、レッスンの方向性や、基本的な考え方は、ほとんど変わっていません。そのポイントさえつかめば、あとは経験を積めば積むほど、どんどん上達してきます。

このコースでは、僕がレッスンで伝えている内容を、体系的に学ぶために、半年間のカリキュラムをつくりました。

第一回では、まず全体像を学びます。レッスンでやっていることは、不必要な動きをやめて、必要な動きをする、ただそれだけです。しかし、これだけではシンプル過ぎて、理解の助けにはなりません。この原理を、具体的な例に当てはめつつ、レッスンの全体像を学びます。

第二~四回では、動きを分析するための解剖学を学びます。人間の骨格は、解剖学的に軸、腕、脚の3つのパートに分けられます。それぞれについて、どのような動きができるのか、その時に、どの筋肉が働く必要があるのか、を学びます。解剖学的に人間の動きを理解することで、どの楽器の、どんな演奏であっても、必要な動きとそうでない動きを理解できます。

第五回では、これまでの解剖の知識をふまえて、それを全体の動きとして、どのように分析するかを学びます。演奏の姿勢や、動き、フォームを考える時に、腕なら腕、指なら指、といったように部分で考えがちです。しかし、問題の起こっている身体の部分と、その原因がある部分は、違います。体全体で考えるということを、学びます。

第六回では、わかりやすく伝える方法を学びます。分析した結果をそのまま伝えても、理解されるとは限りません。きちんと理解してもらうためには、習得具合に応じて、伝える順番を工夫する必要があります。習得するプロセスはどのようになっているのか、その段階に応じて、何を伝えればいいのかをお伝えします。

この内容は、生徒を集めるときにも役立ちます。アレクサンダーテクニークのレッスンは、なんだかよく分からない、という印象を持たれがちです。お金をもらってレッスンをする場合には、分かりやすい説明をするということが、必須になります。

毎回、以上の内容の講義の他に、実践の時間をとります。受講者の方は、もちろん僕のレッスンを受けることができます。講義を聞くだけでなく、その内容を、実際にレッスンを受けることで、実践的に理解を深めてもらいます。さらに、レッスンを受けるだけでなく、受講者同士で、レッスンをする時間もあります。実際に自分でもレッスンしてみることで、確実に身につけていただけるカリキュラムに設計しています。

このプログラムの到達レベルについて説明します。知識レベルでは、確実にレッスンするのに困らないレベルまで到達します。しかし、経験はお伝えすることは出来ません。良いレッスンをするためには、自分自身でレッスンを経験を積む必要があります。コース内でも、レッスンをする時間はありますが、それだけで良いレッスンができるかというと、おそらく足りないと思います。しかし、実際にレッスンするスタート地点に立てるレベルまでは、確実に到達できます。ダラダラと四年間も時間をかけて学ぶのではなく、さっさとポイントをつかんで、どんどん教える経験を積んでいきたい、というあなたのためのコースになっています。

上級コースは少人数で開催します。あまりに人数が多すぎて、レッスンの質が下がるのを避けるためです。さらに、先行募集ですでに申し込まれている方もいるので、今回の募集は残り2名とさせていただきます。

・個人レッスンとはどう違うのですか?

個人レッスンは、受講される方の抱えている問題や興味に沿ってレッスンを行います。例えば、腕をもっとラクに使いたい、このフレーズを上手く演奏したい、などあれば、それに必要なことからレッスンしていきます。

これは、自分で使う場合には、結果が早く出ますが、デメリットは興味のない部分については、レッスンで触れにくいということです。例えば、歌や管楽器の場合は、呼吸のことについてレッスンで触れることは多いですが、その他の楽器では少なくなります。

人にレッスンする場合は、全体的に理解する必要があります。上級コースでは、それを体系的に学べるコースになっています。

・どのくらいレッスンを受けていたら上級コースに参加できるのでしょうか?

「上級」と名づけていますが、個人レッスンと取り扱う内容は同じです。ただ、焦点の当て方が違うだけです。

つまり、教えることに興味のある方なら、誰でも参加していただいて構いません。しかし、僕のレッスンを一度も受けたことがない、という方は、まず個人レッスンに参加されたほうがいいと思います。

・参加できない日がある場合はどのように対応してもらえますか?

コースの内容は動画で撮影します。それを視聴して学習していただけます。ただ直接レッスンを受けるほうが学べるので、できるかぎり参加していただくことをオススメします。

・テキスト等、購入する必要はありますか?

特にありませんが、オススメの参考書籍を紹介するので、それは購入していただいたほうが良いです。¥2,000程度の本です。

・修了証は発行されますか?

希望者に発行します。

・分割回数を増やすことはできますか?

個別に対応します。問い合わせフォームよりご相談ください。

・講義のない時に質問はできますか?

コース開催期間中、メールでの質問は、無制限に受け付けます。

募集は終了しました。次回開催時には、こちらのメルマガより案内します。