本番で緊張して、上手く演奏できない時の対処法
こんにちは、川浪です。
「本番で緊張してしまって、ふだん通りの演奏ができない」
アレクサンダーテクニークのレッスンを受講される方で、このような悩みを抱えている方は、とても多いです。
緊張してしまうのは、主にメンタル的な部分が原因です。
「失敗したらどうしよう」
「下手だと思われたくない」
「どうしても成功させたい」
といった思考が、緊張を引き起こします。
一般的なメンタルトレーニングでは、そういう考えを手放しましょう、と説いています。
しかし!
そう簡単に手放せるなら、誰も苦労しません。
では、レッスンではどのようにお伝えしているでしょうか。
緊張すると、必ず身体にも反応が起こります。
例えば、首や、背を固める、といった反応です。
そのため、ふだん通りの演奏が出来なくなるわけです。
まずは、身体の反応に、意識を向けてみること。
そして、それを手放すように、レッスンでは指導しています。
頭の中で起こっていることは、目に見えないので手放しにくいです。
それに比べると、身体の反応は手放しやすいです。
そうすることで、緊張していたとしても、ふだん通りの演奏を発揮できるようになります。
緊張しないようにするのではなく、緊張していても上手くやる方法をお伝えしているわけです。
ちなみに、緊張していても、上手く対処できる方法を身につけることで、自然と緊張そのものも手放せるようになってきます。