演奏家に役立つ、体の仕組みを知るセミナーを開催します。
こんにちは、川浪です。
僕はアレクサンダーテクニーク講師として、
弦楽器、管楽器、ドラム、ギター、ピアノ、声楽、など、
あらゆる演奏家の方にレッスンを行ってきました。
こんな活動をしていると、
「どうして、いろんな楽器の人にレッスンできるんですか?」
という、質問をされます。
僕は、主にはドラムを演奏して、ギター、ピアノはかじった程度です。
弦楽器や管楽器などは触ったこともありません。
では、なぜいろんな楽器のレッスンをできるかというと、演奏に必要な動きを分析するための、原理原則を知っているからです。
例えば、同じ楽器で同じフレーズを演奏するとしても、楽に演奏するやり方もあれば、力が入って効率の悪いやり方もあります。
誰でも、同じことをやるなら、できれば効率よくやりたいですよね。
では、どうすれば効率のよい動きをすることができるでしょうか。
ポイントは、次の3つです。
1,人間の体は関節のあるところしか動かない。
例えば、ひざを曲げることは出来ますが、すねのあたりを曲げることは出来ません。
2,関節がどのように動けるかは決まっている
多少の個人差はありますが、関節の曲がる方向や、範囲は決まっています。
ひざが360度回る人はいませんよね。
3,どの関節を動かすかで、効率が決まる
例えば、ピアノを引く時に、使える関節はたくさんあります。
指、手首、ひじ、肩、ほかにも胴体や、脚も使えます。
そのなかで、どの組み合わせを選ぶかによって、動きの効率が変わってきます。
効率の悪い人というのは、そもそも使えるはずの関節をまったく使っていなかったり、動かすバランスが偏っていたりします。
そこで今回、
1,身体全体の、関節の動ける方向、範囲を知る
2,効率よく動くための、関節の組み合わせを知る
という内容をお伝えするセミナーを開催することにしました。
このセミナーに参加することで、
これまでやってきた演奏技術を、もっと効率よい方法で行うことが出来るようになります。
また、新しい演奏技術も、効率よく身に付けることが出来るようになります。
今回のセミナーでは、正しい姿勢や、フォームをお伝えするわけではありません。
巷にあふれる、〜〜奏法や、〜〜エクササイズみたいなものは、ほとんどが無意味だと思っています。
その理由は簡単です。
体の大きさは人それぞれ違います。
しかし、楽器の大きさは同じです。
当たり前ですが、体の大きさが違えば、効率のよい動きも変わります。
というわけで、正しいフォームというのは、基本的に存在しません。
仮に正しいフォームがあったとしても、実際の演奏では、様々なフレーズを演奏します。
フォルテッシモとピアニッシモが、同じフォームでいいわけありません。
すべてのフレーズに対して、正しいフォームを教えてもらうことは現実的に不可能です。
そうではなくて、今回のセミナーではどんな状況でも、使える原理をお伝えします。
いちいち、正しいフォームを教わることなく、自分自身で、必要な動きを分析できるようになります。
もちろん、この原理は、演奏だけに限りません。
一度知ることで、日常など、あらゆる場面で使えるようになります。
セミナー詳細
終了しました