演奏改善にストレッチは必要か?
こんにちは、川浪です。
演奏していて「体が固いな」と感じたら、ストレッチをしてみよう、と思われる方は多いと思います。
しかし、ストレッチをしていて、逆に体を痛めてしまうケースもあります。
演奏を改善するために、そもそもストレッチは必要なのか?
僕のレッスンでは、やってもやらなくても、どちらでもいい、とお伝えしています。
やりたかったら、やってください。
なぜ、こういう言い方をするかというと、「やったほうがいい」と言うと、毎日○○分のように、義務的にやってしまわれる方がいるからです。
ストレッチ自体は、良いも悪いもありません。
大事なことは、どのように取り組むか、です。
ストレッチの目的は、体をゆるめることです。
これ理解せずに取り組んだ場合、「手首を柔らかくしよう」としている一方で、首を思いっきり縮めている、のようなパターンがよく見られます。
もう一度言いますが、ストレッチの目的は体をゆるめることです。
効果的にストレッチを行うコツは、体の一部分だけを見るのではなく、体の全体を観察することです。
アレクサンダーテクニークのレッスンでは、体全体でバランスを取るとこを、重要視します。
手首を伸ばそうとしているときに、その他の部分はどうなっているか?
もし縮んでいるところがあれば、そこもゆるめることが出来ないか、と考えながら取り組んでください。
このように取り組めば、たった1分間でも、よい効果が得られます。
逆に、何も考えずに一時間やったとしても、大した効果が得られないばかりか、体を痛める可能性もあるでしょう。
まとめると、ストレッチに取り組む目的を明確にし、体全体を丁寧に観察しながら行うと、効果的です。