演奏時の体の緊張を手放す方法
こんにちは、川浪です。
前回の記事で、「鍛えようと思う前に、まず邪魔になっている体の動きを手放すことが重要」という話をしました。
どうやって手放すのかについて、もう少し詳しく解説します。
まずは、演奏している時の、自分のからだの使い方を観察してみましょう。
すると、どこかに力が入ってると感じることがあると思います。
例えば、肩に力が入っているとします。
なぜ、そこに力が入るかというと、単純にいえば、そこに意識が集中しているからです。
そこに意識が集中するあまり、そこだけで頑張ろうとするから、必要以上に力が入ってしまいます。
アレクサンダーテクニークで目指すのは、全身がバランスよく使える状態です。
そのために必要なことは、自分の体全体に意識が向いていることです。
つまり、肩に意識が集中しているということは、それ以外の所に意識が向いていないわけです。
肩以外とは、頭、首、胴体、脚、腕、指など、全身です。
体全体が使えるということを思い出して、意識を向けると、一部分に集中していた余分な力を手放すことが出来ます。
まとめると、
自分の身体のどこに力が入っているか観察する。
力が入っている部分に意識が集中しているので、それ以外の全身を思い出す。
全身に意識を向けつつ、もう一度やってみる。
という流れになります。