生まれて初めて人前でピアノを弾きました
こんにちは、川浪です。
先日、生まれて初めて、人前でピアノの演奏をしました。
ドラム、パーカッションは、はるか昔から演奏しているので、今さらそんなに緊張はしませんが、ピアノは今回初です。
どんな感じになるのか想像もつかず、本番までの日々をドキドキしながら過ごしていました。
いざ、本番になってみると、緊張してたとは思うのですが、悪い緊張ではなく、いい緊張感。
演奏が大きく崩れることもなく、楽しく演奏でき、演奏を聴いてくださった方からの評判もよかったです。
「緊張を克服してうまく演奏できる方法」を教えている身として、面目は保てたのではないかと思います。笑
ところで、今でこそ、人前で演奏しても、人前で話しても、そんなに緊張してボロボロになるということはありませんが、元からそうだったわけではありません。
本当に初めてバンドでドラムを演奏してときは、左足がガクガク震えて、ハイハットのペダルを踏めなかったことを覚えています。
それから何年もたって、東京に来たばかりの年に、100人近い参加者の前でセミナーをする機会があり、その時も、マイクを持つ手が震えていました。
しかし、東京に来たときには、アレクサンダーテクニークで学んだ身体の使い方を実践していたので、震えていたものの、なんとかセミナーを乗り切ることができました。
今でもまったく緊張しないというわけではありませんが、それが問題となることはほとんどなくなりました。
ただ、アレクサンダーテクニークで身体の使い方を学べば、どんな問題でも解決するわけではありません。
そこで、アレクサンダーテクニークで何ができて何ができないかを、改めて説明します。
まず「本番で緊張してうまくいかない」というのがどういう状況かというと、
・練習の時の仕上がりが80なのに、本番では40の力しか発揮できなかった
ということですね。
これを、本番でも80の力を発揮できるようにするのが、アレクサンダーテクニークでお伝えできることです。
練習での仕上がりが40なのに、本番で急に120の力が発揮できるわけではありません。
それから、もう一つは、どんなに練習時間を重ねても、80以上の仕上がりにならない、ということもありますよね。
この理由は、同じことを繰り返し練習しても、同じ結果しか得られないからです。
演奏を良くするということは、出す音を変えるということです。
音を出すためには、身体を使うしかありません。
ということは、
演奏が良くならない
↓
出す音が変わらない
↓
身体の使い方が変わっていない
ということです。
同じ身体の使い方で、繰り返し練習しても、演奏に慣れるという意味でしか、効果はありません。
よりよい演奏を目指したいというのであれば、身体の使い方から見直していく必要があるんですね。
というわけで、ざっくりまとめると、
・本番で自分の実力を発揮できるようになる
・練習での行き詰まりを克服できる
というのが、アレクサンダーテクニークにできることです。
「うまく演奏するには練習するしかない。それで無理なら才能がなかったと諦めるしかない」
というのが一般的な考えかと思いますが、その壁を超えるために、とてつもなく有効な手段です。
今回は、総論的な話になりましたので、個別具体的な内容も、引き続きお伝えしていきますね。