練習にレコーディングを取り入れよう
こんにちは、川浪です。
最近、パソコンを新調しました。
なぜかというと、音楽制作に力を入れようと思ったからです。
僕は、2年ほど前から、レッスンのクオリティを向上させるために、いろいろな楽器に取り組んでいます。
いつもお伝えしている通り、確かにレッスン力は向上しているのですが、それとは別に、2年もやってれば、それなりに演奏もできるようになってきました。
ある時期から「一人で全部演奏して、YouTubeにでもアップしたら面白いんじゃないか」と思い、実際に挑戦することにしました。
幸い、レッスンスタジオには、一通りの楽器が揃っているので、あとはマイク等いくつかの機材を揃えるだけで、簡易なレコーディングスタジオとなりました。
最初は、ビートルズのレット・イット・ビーを、歌、ピアノ、ギター、ベース、ドラムと、全パート録音する予定です。
(ベースはまだ持ってすらいないので、完成はまだまだ先になりそうです)
とりあえず、ピアノパートを全編録りました。
ピアノの録音は、これまでも練習動画をたまにアップしていたので、うすうす感じていたのですが、録音するって、それ自体がとてもいい練習になりますね。
録音するにあたって、自分なりに練習を重ねて、そこそこいけるんじゃないか、という自信を持っていましたが、ファーストテイクを聴いて、目まいがしました。。。
しらふでは、とても聴いてられない代物です。笑
まぁピアノ歴一年ちょっとで、大した演奏ができるわけもなく、ある程度は目をつぶって、今の自分のベストを尽くせばいいかな、と何度か撮り直して、一番いいテイクを残しました。
これまでのピアノ練習動画は一発撮りですが、今回は、曲も長いので、いくつかに分けて、少しずつ録音していきます。
この曲のピアノパートは、基本的に全編同じなので、何度も繰り返すうちに、少しずつ慣れてきて、OKテイクが出るスピードも上がってきました。
ついに全編撮り終えて、もう一度頭から、通しで聴いてみると、曲が進むにつれ、明らかに上手になっていきます。
こんな短期間で上達するとは、思っていませんでした。
イントロ部分のテイクとの差が、あまりに大きかったので、そこだけ録り直したほどです。
なぜ、こんなに上達したのか、理由を考えてみると、
1,自分の演奏を客観的に聴ける
2,集中力が増す
3,フィードバックを得る回数が多い
の三つかなと思います。
1番はわかりやすいですね。
演奏しながらだと気づかない粗も、録音すればバッチリわかります。
一度気づいたら、それを修正しようという意識が働きますね。
2番は、レコーディングとは一種の本番です。
その演奏が一生残ると思うと、自然と集中力も増します。
いちばん重要なのは、3番です。
1番と2番は、レコーディング以外でも同じ効果を得ることはできます。
例えば、レッスンで先生に指摘をもらうこともできますし、それこそ実際に本番に出れば、よっぽど集中力は高まります。
しかし、それらは、頻度が非常に少ないです。
レッスンに行くのは、せいぜい週に一回でしょうし、毎日毎日本番があるという方は少数でしょう。
レコーディングでは、一回一回の効果は薄いかもしれませんが、それを何度も何度も繰り返せるということが、一番の利点でしょう。
ちなみに、この三つの条件は、前回のブログで紹介した、この本でも、上達するための必須条件としてあげられています。
というわけで、あなたの演奏の上達のスピードを加速させるために、日々の演奏にレコーディングを取り入れてみてはいかがでしょうか?
僕自身、機械が苦手なので、最初はものすごい抵抗がありましたが、やってみるとそんなに難しくはありませんでした。
むしろ、テクノロジーの進歩で、かなり簡単にできるようになっていて、極端な話、iPhone一つあれば、相当のことができるようです。
僕の演奏も、なるべく早くカタチにしたいと思っています。
完成したらお知らせするので、楽しみにしていてくださいね。
☆グループレッスン開催します。
2017年8月20日(日)13時~