身体の使い方と楽器の選び方の関係
こんにちは、川浪です。
先日、クラリネットの方にレッスンした時のこと。
僕のレッスンは、まずその日の演奏を見てから、身体の使い方についてのレクチャーがあり、再度、演奏してもらう、というのが、基本の流れです。
今回のレッスンでは、吹き始める瞬間に、グッと身体を固める傾向を見たので、呼吸についてのレクチャーを行いました。
そして、再度吹いてもらった時に、とても吹きやすくなり、驚かれていました。
というのも、身体の説明を行っている間は、楽器は置いているので、温度が下がります。
管楽器は、温度が下がると吹きにくくなるのですが、それにも関わらず、さきほど吹いたときよりも吹きやすい、とのことでした。
楽器の状態だけでなく、身体の状態が吹きやすさに与える影響が、とても大きいということです。
クラリネットに限らず、楽器をどうやって選ぶか、というのは、音楽家にとって永遠の課題です。
演奏しやすさを優先するのか、それとも演奏しにくくても求める音色を優先させるのか。
しかし、今回の例のように、演奏しやすさというのは、身体の使い方で大きく変わります。
本当はこの音色がほしいんだけど、扱いにくいから敬遠していた、という楽器でも、身体の使い方を改善することで、思い通りに扱える可能性は十分にあります。
選べる楽器の幅を広げたい、という方は、ぜひ身体の使い方を学んでみてください。
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