サックス始めました
こんにちは、川浪です。
現在取り組んでいるドラム、ギター、ピアノ、ボーカルに加え、サックスを始めました。
サックスは、正真正銘の初心者です。
楽器を持つことすら初めてです。
この年になって、まったく新しいことを始めるという経験は、ワクワクしますね。
音が出ただけで、楽しいです。笑
なぜ、こんなにたくさんの楽器に取り組んでいるのか。
それには深い理由があります。
アレクサンダーテクニークのレッスンでは、「頭が上に~」とか「首を自由に~」という表現をよく使います。
(ちなみに僕のレッスンではまったく使いませんが)
そして、それさえやっていれば、すべてのことが上手くいく、と思っている人もたくさんいます。
はっきり言いますが、そんなワケありません!
百歩譲って、日常動作に限れば、それで改善することもあるでしょう。
しかし、こと演奏においては、そう上手くいきません。
なぜ、そういい切れるかというと、以前の僕が、レッスンでそればかりやっていても、生徒さんが望むような結果を提供できなかったからです。
音楽家の方にレッスンする上では、頭や首を云々しているだけでは、本質的な問題解決に至りません。
手や腕をどう動かすのか、楽器の構えや姿勢、呼吸はどうしたらいいのか、といったことまで、それぞれの楽器や演奏課題に応じて、具体的に踏み込んでいく必要があります。
それに気づいてからは、演奏に実践できる身体の使い方というものを、ひたすら考え続けました。
もちろん、未だその探求は道半ばですが、ある一定の解に至ったのも事実です。
そして、その探求を、さらに先に進めるために、実際に自分自身で様々な楽器をやってみようと、取り組んでいるわけです。
まぁ、そこまでやらなくても、ぶっちゃけ、かなりいいレッスンをしているという自負はあります。(自分で言うのも何ですが。笑)
しかし、僕が生徒だったら、アレクサンダーテクニークだけでなく、楽器に対しても、深い理解を持っている先生から学びたいと思います。
これまで、ドラム、ギター、ピアノ、ボーカルと取り組んできて、その楽器の方に対してのレッスンのクオリティは、明らかに向上しました。
今後、順調にいけば、サックスはもちろん、他の管楽器の方にも、よりよいレッスンを提供できるようになるはず。
それを考えると、本当に嬉しく思います。
これで、歌、管楽器、弦楽器、打楽器、鍵盤楽器と、大きな括りは、一応カバーすることになりました。
金管楽器と撥弦楽器も、いずれ取り組むつもりですので、しばらくお待ち下さい。
ところで、一つの楽器だけでも大変なのに、いくつも楽器をやるのは無謀なんじゃないか、と思う方もいらっしゃると思います。
これに関しては、僕なりの仮説があります。
演奏というのは、まずどんな音楽を演奏したいか、というアイデアがあり、それを再現するために身体を使って楽器を操作する(ないしは声に出す)ということです。
このアイデア部分は、楽器によらず共通しています。
その証拠に、僕は元々ドラムをやっているので、どのレッスンの先生にも「リズムは大丈夫だね」と言われます。
あるいは、歌えないフレーズは、演奏できない、とも言われますよね。
今度始めたサックスも、楽器は初心者ですが、決して音楽初心者というわけではありません。
本当の初心者であれば、それこそ譜面の読み方から始める必要がありますが、僕の場合は、演奏技術の習得に、ある程度、集中できます。
そして、演奏技術とは、とどのつまりが身体の使い方です。
僕は、その道の専門家ですから、演奏技術の習得に集中すれば、どの楽器も一定レベルまでは到達できるはず、と思っています。
もちろん、音楽そのものへの理解も、よりいっそう深めていく必要があります。
最終的には、気合と根性ですね。笑
というわけで、音楽家のあなたに、よりよいレッスンをお届けできるよう、今後も精進を続けていきます。