武蔵野音楽大学院を卒業してから、トランペット奏者として演奏活動を行ったり、小学生、中学生、高校生と色んな幅の方に指導をしています。
レッスンを受けはじめたきっかけ
中高生のときは深く考えていませんでしたが、吹く時にどうしても力んでしまったりして、こんなに身体を駆使しないと吹けないものなのかなあと疑問を持っていました。
アレクサンダーテクニークは、音楽大学でも取り入れられていて、名前だけは知っていましたが、どんなものかはわからなかったので興味がありました。
音楽が関わっている方がいいなと思い検索すると、川浪先生のサイトが見つかり、申し込みました。
レッスンを受けてみて
自分が、力んでいることが分かるようになり、力んでいる状態を改善しようと言う努力が出来るようになりました。
元々は吹いていてもどうしょうもなく、そのまま継続していましたが、今は力んでいることに気づくことが出来るようになって、それをどうにか力まない状態に近づけることが出来るにようになってきました。
元々は吹いている最中は気づくこtが出来ず、吹き終わってから、体が痛くなっていることに気づく、吹いている最中には無我夢中で、客観的に自分を見ていられなかったです。今は吹いている最中に、力んでいることに気づくようになったので、演奏中に軌道修正を出来るようになりました。今日は呼吸が、とか、身体が固いのかなとか。
今までは、吹いた後に首や肩こりが酷かったんですが、途中で気づくことで、首こり肩こりは、昔に比べればだいぶラクです。昔は「痛い痛い」と思ってました。笑
がなって吹く癖が取れてきました。昔は鳴らさなきゃ、と思うと、ガチガチになって吹いていましたが、今はそうしなくても、響くようになってきたので、だいぶラクに身体を使って吹ける範囲が増えたかなあ、という感じです。
周りからは、教え方が上手くなったと言われます。楽器のことだけじゃなく、体のことも教えるので、伝わりやすくなっているようです。
足を投げ出している生徒がいたら、それが音にどんな影響があるのか説明して、脚を投げ出さない状態と両方やらせてみて、どちらがいいのか考えさせて、取り入れさせるという風にしています。
以前はトランペットの技術とか、基礎とか、スキル的、テクニック的なことを教えていたので、表面的になっていて、内面的なことまで伝えられてなかった気がします。
楽器のレッスンとの違い
楽器のレッスンは、ステップがはっきりしています。エチュード一番ができたら、二番という感じで。音の内面まですごい細かくやっている感じは、無かったと言えば無かったです。
アレクサンダーテクニークは、一音一音が自分の中でどんな風になっているのか、というのを考えさせられるレッスンだなと思います。
今まで流していた一つのフレーズも、ここでうまく響かなくなったのは、今日たまたまじゃなくて、例えばどこを固めていたとか、そういうことがあるので、それに気をつけられるようになってから、失敗するリスクが下がりました。そういうことは楽器のレッスンでは、あまり取り入れられないので、大きな違いだと思います。
技術というよりは、音の内面、音がどうやって鳴るのか、どうすれば理想に近づけるのか、そういうことが勉強になります。アレクサンダーテクニークのレッスンは、初心に戻ったような感じで楽しいです。
音大ではやることが多すぎて、ここに力が入っているとか、細かいところまでは進まない、吹きにくところがあっても、やらなきゃいけないので、そのまま無理やり押し進めてきました。それがいいことに働く面もなかったと言えば嘘になりますが、たまたま上手くいってたのかなと言う気もします。今は上手く行かなかった時も、だいたい理由がわかるようになってきました。
吹いている時に、客観的に自分が見れるようになりました。吹いてるのは自分だけど、吹きながら私はこうなっているなぁ、と考えて、だからうまく行かなかったのかなと、考えられる。上手くいく確率は、徐々に上がってきました。
川浪のレッスンの特徴
先生は、まずレッスンにうかがうと、最近どうだったかという話から始まります。レッスンは一般的には緊張する場だと思いますが、悪い緊張感ではなくて、柔らかい雰囲気で迎えてくださるので、聞いていいのかなと思うことも聞いてもらえるので、すごい話しやすくて相談しやすいです。
先生が、ここはこうするんだよとか、ここが固まってるでしょとか、すごい分かりやすくて、ああ、そういうことなのかと、レッスンから帰っても、分かるようになりました。
体の構造がわかってないんですけど、すごい丁寧に説明してくださるのでわかりやすくて。例えば今日説明してくださっても、一回きりではないので、分かりやすいです。わかってないとすぐ見破られちゃうので。笑
レッスンをおすすめする人
一つは、楽器を習い始めた子どもたち、体が小さいので一生懸命吹こうとするので、そういう子どもたちに教えてほしいなと思います。あとは、楽器を長年やっていて、若い頃のように上手く演奏できなくて、どこかしら力んでしまうという方にも。力まなくても、楽器のスキル自体ではなくて、身体の使い方が向上することで、上手く吹けるように鳴ると思います。
もしレッスンを受けてなかったらどうなっていたか
そんなに大きな成長は見込めなかったかもしれません。
心のどこかで気にしていた問題を直視せずに流して、とりあえず目の前にある表面的な課題をこなしていたと思います。仕事なので課題が流れてきますけど、それをこなしていく、終わり、みたいな。笑
レッスンを受けているから、自分の本質的な問題に目を向けるようになりました。